【車種】
GT-S
【発生場所】
–
【症状】
初期症状は、ブーストがかからなくなりました。その後、悪化し、エンジンが吹けなくなり、走行中にエンストするようになりました。ほぼ、走行不能の状態になりました。
マフラー内部にススが多数発生していることから、吸気系の不具合だと推測しました。あるいは、コンピューターの不具合も可能性に含めました。
【原因】
純正バキュームホースの経年劣化でした。
プレッシャーセンサーに向かうホースの亀裂
サージタンクに向かうホースの亀裂
【修理または対策】
発生したのは3ヶ月ほど前のことになります。
初めは、コンピューターの不具合だと判断し、Ⅳ型のコンピューターに付け替えました。
しかし、不運なことに、当時はⅣ型もエンジンがかからない状態でしたので、新品のフリーダムコンピューターを購入しました。
それでも、症状は治らなかったため、吊るしのものはダメなのかと思い、中古のパワーFCを2台購入しました。
いずれもダメでした。
残るは、吸気系だと判断し、まずはプレッシャーセンサーを新品に交換しました。
しかし、症状は変わらず。
ブーストかからないため、ターボパイプの亀裂も視野に入れ、クスコのアルミ製ターボパイプに交換しました。
しかし、変化なし。
ブリッツのブローオフバルブも中古品を入手し、交換。
変化なし。
悩みに悩み、目視による、エンジンルームの点検に取り掛かりました。もう、ホース類か、インタークーラーの破損くらいしか考えつきませんでした。
バキュームホースを1本1本確認したところ、2本のホースに不具合を発見しました。
1本はサージタンクに向かうホース。もう1本は、プレッシャーホースに向かうホースでした。プレッシャーホースに向かうホースの中間にブーストコントローラー用の三俣を取り付けていました。そこの部分に大きな破損が見つかりました。
ホースを手持ちのものに交換したところ完治。
久しぶりにターボパワーを堪能しました。
SW20は、製造から20年ほど経つ車です。バキュームホースはSARDなどのメーカーの信頼性のあるシリコンホースに交換することを推奨します。全数交換を推奨します。
【修理費用】
ホースだけだったら数百円ですが、いろいろと試行錯誤のために交換しました。おそらく、20万程度と思われます。